愛知県と豊橋市保健所は26日、インプラント(人工歯根)の使いまわし疑惑などで、豊橋市南大清水町の関歯科クリニック(関志乃武院長)を立ち入り検査した。関院長が自殺未遂による入院・治療中で不在のため、院内から使い回しの根拠となる使用済みインプラントは見つからなかった。インプラント治療を受けた患者の数を把握するため、治療記録が記載された大学ノート3冊を持ち帰った。
県と市は20日、関院長と連絡を取り、立ち入り検査のため、一度同医院を訪れたが、関院長が当日早朝に自殺未遂、近くの病院に収容され、病院関係者も約束時間の直前に、全員が院内から抜け出して不在だったため中止になった。
この日は再度の立ち入り検査。県医務国保課2人と市保健所職員4人が午後1時30分、2台の乗用車に分乗して同院を訪れ、関院長の母が玄関で応対に当たった。
立ち入り検査について県と市は当初、関院長の体調の回復を待って行う方針だったが、個人情報だとして入院先の病院から情報が得られず、容態、所在などが全く確認できない状態。インプラント使い回しや同意なく治療したなどの疑惑について、少しでも早く事実確認する必要があるとして方針を転換し、関院長がいるいないにかかわらず、立ち入り検査の実施に踏み切った。
豊橋市保健所が設置した 「インプラント電話相談窓口」 には、 この日も116件の相談が寄せられ、開設2日間で合計233件集まった。 初日の25日と同じく、 使い回しなどによる感染症を心配する相談が88件と大半を占めた。
【東日新聞】
インプラントは私もしているが、この事件は非常に怖い!!!!!!!!!!!!
歯、たかが歯と思う人もいるかもしれないが、歯は我々人間、いや動物にとって非常に重要なもの
であるため、簡単に見過ごすことはできない。
これからインプラントを考えている人、やむを得ずインプラントを考えている人は、この事件を脳裏
に焼き付け、慎重な歯科選びをしなければならないと思う。